Seven's Room
2001年・北陸遠征紀行〜その3
○能登半島観光ツアー
遠征3日目。今日も朝から快晴。朝6時前から起きて近所をちょっと散歩してきました。昨夜到着したときは真っ暗だったので建物が全然見えませんでした。ここは八木君の会社が所有する別荘で、写真の建物の両側にレフトハウス・ライトハウスがあります(泊まったのはセンターハウス)。学生時代から何度か泊まってますが、前回泊まったときはZ32で来たわけだから、かれこれ10年振りになります。
ログハウスなので
リビングも
ベッドルームも木材に囲まれて良い雰囲気を出してます。こんな所に一人で泊まるとは・・・(泣)。でもくどいようですが、バーキンの助手席に座って片道900qを大人しく我慢してくれる女性はザラには居ません。居たら紹介してください(^^)。
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散歩した後にバーキンを見に行くと、
右サイドミラーがまた倒れてます(^^;;;)。やれやれとスパナを持ち出しましたが、ネジ山がもうダメで固定不可能。仕方なく残り2日間を取り外して走行することにしました。代わりにミラーの役目?をするのは右のライトです。メッキ処理されたヘッドライトのシェルには風景が写りこむため、車が来てるかどうかが分かります(^^)。センターミラーをしっかり確認し、振り返って後ろを確認すれば大丈夫でしょう。晴れてることが幸いです。
和風ペンション・ふるさとで朝食をとり(相変わらず美味しい)、志賀町を出発。時計回りに能登半島を1周します。こういう時にオープンカーは周囲を見渡せるので気持ち良いです。DVDナビを搭載する八木Mクーペを先頭に、私、井手ファミリアワゴンと続きます。要は迷ったら困る私をナビ付き車が挟んで走ってるわけです(^^;;;)。私のバーキンも今回はナビ搭載車なんだけどなぁ・・。
最初に着いたのは
巌門。ここの駐車場で記念撮影。デジカメでセルフタイマーを使うのは初めてだったので、お約束通りに撮影失敗。私が写ってませんでした(^^;;;)。こういう時デジカメだとすぐにチェックして消去できるので便利ですね。再度トライして撮影成功。ちょっと小さいですがまずまずです。
写真右から康子さん(井手夫人)・久美子・八木君・井手君・私です。
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続いて訪れたのがヤセの断崖。『ゼロの焦点』をはじめとしてTVでもお馴染みの場所です。この場所は何が偉いかというと、これだけの断崖でありながら先端に危険防止用の柵がないこと。落ちたらハイ・さようならです(^^)。アメリカの観光地なら当たり前のことですが(自己責任が徹底してる)、日本ではすぐに危険防止の観点から柵を作ってしまいがちです。それが無いというのが素晴らしいです。
上から覗き込むとやはり圧倒されます。ここからダイビングするには相当な勇気が要るでしょうね。私も挑戦しようと思いましたが水が冷たそうなので止めました(^^;;;)。横から見るとその高さがよく分かります。
断崖の脇には比較的大きな岩場があり、ヤセの断崖を横から見られます。でも間違ってもハイヒールを履いた女性は行かない方が良いでしょう(^^;;;)。
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井手夫妻はセブンに乗ったことがないということで、私の荷物をファミリアワゴンに移し替え、交代で体験試乗会となりました。女性が日焼けをしてはマズイということで、用意した
ビキニトップが活躍しました。風が上手く抜けるので初試乗でも不快な思いはしないでしょう。前日の北陸オフミでもなかなか好評だった、私の自信作です(^^)。
康子さんが試乗したときはさすがにちょっと遠慮気味に走りました。イン側のラインを1本分開けて走ったのですが、それでも普通車と明らかに違う進入スピードに最初は怖かったそうです。なんでこんなインベタなのに曲がっていけるのかと不思議だったそうですが、すぐに慣れて楽しんでる様子でした。想像より遙かに乗り心地も良かったそうです。
続いて久美子。もう遠慮はしません(^^)。ギリギリまでインを攻めてMクーペを追います。Mクーペと違う走行ラインに驚き、また微妙なアクセルワークで車の向きが変わるのを面白がってました。助手席で『行け〜!』『インを差せ〜!』と、もうウルサイこと・・(^^;;;)。
最後に井手君。最初は思いっきり固まってました(^^)。ファミリアから乗り換えたら確かにそうでしょうね。でもさすがはバイク乗り。慣れてくると冷静に分析をはじめ、『足がしっかりしているから凄く安定してる』と的確な分析をしてました。
八木君が試乗しちゃうとMクーペを運転する人がいなくなるので、八木君は今日は試乗しませんでした。
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輪島市に入り、
千枚田を見学。珠洲で昼食をとった後に
見附島に寄りました。そして再び能登有料道路を走り、千里浜なぎさドライブウェイを目指します。ここは砂の粒子が非常に細かいために海水によって締まるため乗用車が普通に海岸線を走れるという国内唯一の場所です。
久しぶりにここを走りたかったのですが、さすがにバーキンで走るのは無謀でしょう。海水の塩分でアルミボディーがやられてしまいます。融雪剤をかけられたときのようにボディーが白い斑点だらけになるのは火を見るより明らか。ということで手前の駐車場にバーキンとMクーペを停め、ファミリアワゴンに5人乗って向かいました。
連休で快晴ということもあり、多くの車が走ってました。上空ではパラグライダーも飛んでいて眺めは最高です。
助手席に座った八木君が何度もサイドブレーキを引き、ファミリアはその都度ドリフト体勢。でもここは多少轍ができても、海水が洗って平らにしてくれます。10年前にZ32で来たときは、八木君のR32と一緒にドリドリしたことを思い出しました。みんな成長してませんねぇ・・(^^)。
この日は風も弱く、波も穏やかでした。日本海というと荒れたイメージを勝手に持ってますが、いつ来ても私が見る日本海は穏やかです。それだけ天候に恵まれてるということですが、何か物足りない気がします(^^)。 井手君は波打ち際に車を停め、記念撮影用にずっとポーズを取り続けていました。海岸線を走る観光バスに乗るオバチャン達が指を差して笑っていたのが印象的です。たしかに今時ちょっと恥ずかしいポーズかも・・。その写真は
こちらです。
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午後5時前に金沢の八木君宅に到着。いつもの寿司屋に行きました。久しぶりに会う寿司屋のオヤジも元気そうでした(^^)。日本海に面した金沢と太平洋に面した八戸では、捕れる魚の種類も大きく違います。なかなか八戸では食べられない食材も多く、美味しい寿司を楽しみました。ここは日本酒の良いのも揃っているので、ついつい酒量も多くなります。。しかし女性陣は凄い。オヤジのサービスで出てくる日本酒をクイッ。自分で頼んだ日本酒をクイッ。ついには運転疲れもあって早々に引き上げる男達を尻目に、女性二人は店に残って飲み続けたのでした(^^;;;)。
こうして恐るべき奥様パワーを見せつけられつつ、北陸最後の夜は更けていきました・・。
○野尻湖へ寄り道
遠征4日目。いよいよ最終日です。今日も朝から快晴! 本来なら八戸へ帰るだけですが、長野県野尻湖畔でニュージーランド製セブン・フレイザーの軽規格モデル、FC−4の試乗会があるということで、100qほど寄り道することにしました。
八木夫妻・井手夫妻から大量の地酒をお土産に頂き、午前9時前に井手夫妻とお別れ。Mクーペと2台で北陸道〜上信越道と走り、午前10時30分に試乗会場へ到着。10時からの試乗会でしたが、既に数台のセブンが集まってました。
さすがに八戸ナンバーは他にあるはずもなく(^^)、すぐに私だとみんな分かってくれました。入り口から車を停めるまでの短い距離を走る間に『沖野さんですか?』『沖野さんですよね!』と多くの方に声をかけられ、ちょっと恥ずかしかったです(^^;;;)。
若林さんや市川さんをはじめ、近隣のSeven−MLメンバーにも大勢会うことができました。また電装関係でお世話になってる徳井さんも関東から遠征してきていて、初めてお会いしました。こうやっていろんな人に会えるのが遠征の楽しみです。
FC−4の撮影と試乗に夢中になって、集まったセブンの写真を撮るのをほとんど忘れてました(^^;;;)。すみません(ペコリ)。試乗会を主催した
市川モータースさんのHPに当日の写真がありますので、そちらをご覧ください。またFC−4の詳細&試乗記は
こちらをご覧ください。
○八戸を目指す
先が長いということもあり、昼過ぎにみんなに別れを告げて試乗会場を後にしました。上信越道のサービスエリアで昼食をとり、午後2時ちょっとに出発。北陸道分岐で八木君に別れを告げ、八戸を目指します。北陸道〜磐越道〜東北道と快調に走ります。行きの土砂降りに比べたらノンビリしたツーリングに思えます(^^)。
東北道を北上中に日が暮れ、星空が広がってきました。目の前に北斗七星が見え、それに向かって走ってるようで気持ち良かったです。道路脇にある外気温表示板の数値が低くなっていくのを見ると、だんだん帰ってきた実感が沸いてきます(^^)。
午後8時過ぎに八戸インター到着。無事に我が家に帰り着きました。大したトラブルもなく、無事に走りきることができました。初日は雨に見舞われましたが、金沢に着いてからは天候に恵まれ、周囲の方々に迷惑が掛からなかったのがなによりでした。いつも私が遠征すると地震や台風などの災害が付いて回ると言われてますから・・(^^;;;)。一昨年の箱根遠征以来となる、何事もなく過ぎた遠征でした。
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こうして4日間・2,450qに渡る北陸遠征は終了しました。バーキンの丈夫さに感心した遠征でもありました(^^)。
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