Seven's Room
各種サポートバー
フレーム剛性の弱さをしばしば指摘されるセブン一族ですが、バーキン用にはそれらに対処したパーツがいくつか販売されています。ここでは実際に装着しているパーツとその効果を紹介します。
○ステアリングラックサポート
バーキンはステアリングラックの強度がやや不足しています。走行中にこれが破損し、ステアリングを切っても曲がらなくなったという事例が数は少ないものの報告されています。安全に関わる重要な部分ですので、ここはしっかりと対策をしておいた方が賢明です。
これに対処するのがステアリングサポートです。装着は左右のショックアブソーバー上部2カ所とステアリングラックの台座2カ所で共締めします(下の写真参照・・写真下方がノーズ側)。年式の古い車ではフレームに若干の歪みが生じ、装着に苦労する場合もあります。以前Seven−MLでアンケートを取ったところ、簡単に装着できた事例と苦労した事例がほぼ50:50でした(^^)。
装着後の印象ですが、若干ステアリングが軽くなったように感じました。これはしっかりと固定されたことでステアリングの動きにスムーズに反応しているのだと判断しています(本当か?)。安全面での対処ということで精神的な効果は遙かに大きく感じます(^^)。
単体重量は約620グラムです。これなら軽さを追求する方にも気にならない重さだと思います。
○ロアアームサポート
ロアアームサポートは2本1セットになります。上下Aアームの付け根を左右結合するように装着します。フロント側とリヤ側をそれぞれ結合するので2本必要になるわけです。標準のボルトでは長さが足りないため、ロングボルトも添付されてきます。
左の写真で中央にガムテープが貼ってありますが、これには「旧F」「旧R」と書いてあります。これは旧型フレームのフロント用・リヤ用という意味です。98年からバーキンにはZETECエンジンが搭載されるようになり、この時にKENT用からフレームが改良されましたので間違って装着しないように貼られています。
下の写真が装着状態になります。ちょっとリヤ側が見にくいですが、ガムテープが貼ってあるのがロアアームサポートです。
このパーツを装着するとフロントの剛性が非常に高くなったのを体感できます。剛性が高まったことで足が良く動くようになります。ブレーキング時にその事を一番体感できます。荒れた路面でフルブレーキをするとそれまでは足が付いてこなくてグリップを失いかける時がありましたが、装着後は足がバタつかずにしっかりと路面をとらえてくれます。結果として安心してコーナー奥まで突っ込めるようになり、またブレーキも短時間で済むようになります。
重量はフロントが約643グラム、リヤが624グラムです。コストパフォーマンスにも優れてますので、これはお奨めの一品です!
○リヤタワーバー
ロールバーが装着されていればこれでかなり剛性を稼げますが、さらに剛性UPを狙うならリヤタワーバーを装着する手があります。これはタワーバーに共締めするように装着します(共締め部分の拡大図は
こちら)。
装着後はリヤの路面追随性が若干良くなった様に感じましたが、ロアアームサポートほどには効果を実感できませんでした。この部品はシートベルトステーも兼ねているので、4点式を装着しようとする人にはその点でも便利です。
部品重量は約976グラム。ロールバーを外してリヤタワーバーだけを装着し、レーシングスクリーンにしてペッタンコ仕様で乗るのも楽しいかと思います。そうすると全高が1メートルを切ります! 目立ちますよ〜(^^)。
これら各種サポートバーは鈴商やプロオートサービスで購入することができます(重量データ提供に感謝します)。
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