Seven's Room



タイヤ&ホィール

ホィール
Tire & Wheel
 1996年式のバーキンには15インチ・アルミホィールが標準装着されてきます。PCD114.3 オフセット+30のTSW製です。
 神奈川県で東名高速や一般道を乗りましたが、都会の路面ではこのホィールでもさほど問題は感じませんでした。しかし路面の悪い状況では一転します。ちょっとしたギャップを乗り越える際に車が飛び跳ねてしまうのです。荒れた路面の交差点でいきなり横に吹っ飛ぶこともあります。これは軽い車重に対してホィールが重すぎるため、サスペンションがしっかり動いていないために起こります。凸凹路面を軽快に走り抜けるには、それこそよく動く足が必要になります。これにはバネ下を軽量化すれば良いわけです。そこでインチダウンを行いました。


 『とにかく軽量化・・』という単純な目的の為、カタログの重量記載欄を片っ端から調べていきました。そして選択したのがブリジストン製のSuper R.A.Pです。サイズは6J×14・オフセット+20です。ホィール1本の重量が3s少々!という軽さです。知らない人はこのデザインを見てスチールホィールと勘違いしますが、アルミホィールです。MLメンバーから「本当にアルミか確認して・・」という依頼があったので磁石を使って試しました。くっつかなかったのでアルミです(^^)。

 パールホワイトの色がなかなかバーキンに似合ってると思います。このホィールは既に絶版となってしまったのでもう手に入りません。もう1セット確保しておけば良かったと今でも後悔しています。

 ちなみにバーキンのホィールは前述の通りPCDが114.3です。国産車と同じなのでAE86なんかのホィールが履けます。ケーターハムとかはPCDが108ですので、ホィールの選択肢という点ではバーキンに分があります。



タイヤ

 標準装着のタイヤは、F:195−50−15 R:205−50−15です。銘柄はピレリーのP−700Z。八戸で乗るには大きく、しかも固すぎます。最近のタイヤは1,000〜1,600s程度の車重のクルマを対象に設計されていますから、600s程度の車重しかないSevenでは設定荷重の半分しかかかりません。その為コーナリング中でもタイヤが変形しないのです。空気圧を下げて内圧を調整したりしますが、それにしても標準のピレリーは固すぎます。その為、比較的柔らかいタイヤを選びます。

 迷った末に選択したのが、ダンロップ製のFormula W−10、前後とも185−60−14です。KENTエンジンのパワーでは、リヤを1サイズ上げるほどでもないと判断しました。ま、このタイヤもカタログ落ちしたので交換時にはまた悩むことになると思いますが・・・(^^;;;)。


 タイヤ&ホィールを交換しての走りですが、足が非常にスムーズに動くようになりました。石畳のように荒れた路面を走り抜けても、特にフロント側はしっかりと追随するようになっています。乗り心地に関してはまるで別物です。タイヤの空気圧は2.0s/cuから徐々に下げて1.5s/cuまで試してみましたが、高速コーナーで横方向への力の抜けを感じた為、現在は冷間時1.7s/cuに設定しています。

 ちょっと大げさかもしれませんが、ここ八戸で不満無く走れるということは全国何処へ行ってもちゃんと走れるんじゃないでしょうか? それくらいの変わり様です。同じくバーキンに乗り、標準タイヤ&ホィールを装着して空気圧を1.2s/cuに設定している仲間も「全然違う〜」という感想を述べていましたから、なかなかだと思ってます。



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