Seven's Room
2000年田沢湖・八幡平オフミ〜その1
2000年9月30日〜10月1日の1泊2日で、恒例となった田沢湖・八幡平オフミが開催されました。例年は紅葉シーズンにあわせて10月後半の開催でしたが、昨年は八幡平頂上で雪が降る寒さだったため、今年は1ヶ月早めてこの時期の開催となりました。3年目ともなると参加台数も増え、昨年までの宿が手狭になったので今年は八幡平に宿を変えての開催となりました。
2日間で参加してくれたのは次の方々です。東北各地はもちろん、関東や新潟からも参加してくれました。感謝!
・江藤@青森 ・沖野@青森 ・佐々木@青森 ・白戸@青森 ・新田@青森 ・毛利@青森
・佐々木@岩手 ・野村@岩手 ・安倍@秋田 ・坂本@秋田 ・佐藤@秋田 ・三浦@秋田
・兎原@宮城 ・小原@宮城 ・廣岡@宮城 ・松本@宮城 ・笹原@山形 ・田沢@山形
・細谷@山形 ・寺島@福島 ・高田@新潟 ・花野@埼玉 ・山村@茨城 ・石川@東京
・鈴木@東京 ・霜山@神奈川 ・小野寺@神奈川 ・ゆっきー@岩手(車不協より)
○盛岡は遠い・・トラブルその1
朝7時前に道の駅・南郷で小野寺さんと合流しました。昨年10月に箱根へバーキンで遠征した時に一緒に走った、日焼け隊メンバーです。休暇を利用して実家の岩手県に帰ってきていたので、今回初参加となりました。
2台で出発して15分ほど走った頃、一時停止をして走り出そうとしたら・・・
アクセルペダルが無い! 一瞬ペダルが飛んでいったのかと思いました(^^;;;)。2年振りにアクセルワイヤーが切れた瞬間でした。
ワイヤーホルダーと
自作リターンスプリングで対策してからはメンテフリーになっていたので、ここしばらくはオイルを吹き付けるどころかチェックすらしてませんでした。まさかオフミ当日に切れるとは・・。
予備のワイヤーは2本積んでいましたが、久しぶりなので段取りが悪くて苦労しました。以前ならワイヤー交換なんて5分で終わったのに、この日は交換だけで15分もかかってしまいました。それでも無事に交換は終了。交換の様子を見ていた通りかかりの人の家で水道と洗剤を借りて手を洗い、再び盛岡を目指しました。早めに出発したとはいえ30分近くもロスしてしまい、やけに盛岡が遠くに感じてしまいました(^^)。
約束の時間より10分遅れて盛岡インターに到着。案の定みんなは既に集合していました。ワイヤーが切れたことは走りながら携帯でメールを流しておいたので(良い子は真似をしないように!)、現地ではその話題で盛り上がっていました。
盛岡インターに集まったのは、太平洋側から田沢湖に向かう12台。私が先頭になってR46を一路西に向かいました。昨年は仙岩トンネルが工事中で渋滞しましたが、今年はスムーズに走れました。峠に設置された温度計の表示は13℃。昨年の表示は4℃だったので、暖かいなぁと感じながら田沢湖を目指しました。
○田沢湖畔に大集合
田沢湖畔の駐車場に集まったセブンは19台。紅葉シーズン前のため駐車場はかなり空いていました。そこでセブンを横一列に並べてみました。これだけの台数を一列に並べる機会は東北ではそうはないでしょう。トップページにある写真はとても貴重な1枚です(^^)。ただこれだけ並べるとパノラマ撮影にしても1枚に収まりきらないんですよね。とても贅沢な悩みです。
○ケーターハム (写真をクリックすると拡大できます)
廣岡さんと松本さんは、揃って
ヨシムラのカーボンマフラーを装着していました。さすがはヨシムラ。その仕上がりは素晴らしく綺麗なものです。
○バーキン (写真をクリックすると拡大できます)
4AG搭載の兎原さんのバーキン。東北では比較的珍しいエンジン載せ換え車です。足回りはフロント・リヤ共にピロ足です。
自作のサイドプロテクターも、肘の逃げをちゃんと作り、見事な仕上がりです。
○その他のクルマ (写真をクリックすると拡大できます)
○田沢湖畔から八幡平へ
昼食をとった後に移動を開始。田沢湖畔を1周するウォーク・ラリーが行われているのでゆっくりと走ります。初参加の方や遠方からの参加者もいるので、観光気分でたつこ姫の像を見に立ち寄ったりもしました。ウォーク・ラリーのために来ているパトカーの横にズラリとセブンを並べるのはちょっとドキドキしましたね。触媒レスや車庫証ステッカーを貼ってないセブンも結構いましたからね(^^;;;)。 ここでマーコスに乗る霜山さんが遅れて合流。八幡平頂上の先にある見返峠までフリー走行としました。
★
この日の道路は空いていて、なかなか良いペースで走ることが出来ました。
『プラグがかぶる〜』と言ってBDRの三浦さんは猛スピードで山頂へと駆け上がっていきました。元気のいい爺様です(^^)。 私も久しぶりにアクセルを底まで踏み込みました。どういう訳かこの日は調子が良くて、タイヤのグリップ状態が手に取るように分かりました。調子にのってコーナー手前で真横を向かせて進入していくことも・・。対向車はさぞビックリしたことでしょう(良い子は真似をしないようにね!)。
○迫りくる・・恐怖?
八幡平頂上を目指す途中、私は佐藤君のバーキンをまず追いかけました。後ろにピッタリつくと佐藤君はウィンカーを出して道を譲ります。
『やはり俺の方が速いか・・』などと勘違いをしながらその先を走る笹原さんのZETECバーキンを追いかけます。
しばらくして笹原さんにも追いつき、後ろに張り付くと笹原さんも道を譲ってくれました。
『やったぁ! ZETECにKENTが勝った』と喜んでいられたのはほんの僅かの時間でした。先行していた数台が道路脇の駐車場に停車していたので入っていき、そこで話をすると恐ろしい事実が待っていました。
『平べったい顔がミラーに大きく映ると、怖くて道を譲っちゃうんだよねぇ・・。』 そうです。私のバーキンはレーシング・スクリーン。高速での風圧で頬の肉がビニョ〜ンと横に広がり、平べったい顔になってしまっていたのです。その顔をミラーで確認した二人は怖くて道を譲っていたのです(^^;;;)。 そうか、そういうことがあったのか・・・。今まで気付かなかった。これはダイエットして頬がゲッソリするくらいにしなければならないと誓ったのでした(^^)。
○路面が悪いぞ・・トラブルその2
トンネル工事をしていた関係で路面状態が一部悪く、オイルパンをヒットするセブンも数台出ました。それでも大事には至らずにみんな走っていたんですが・・・笹原さんのバーキンの
フェンダーステーが折れてしまいました!
そのままでは動いてタイヤと干渉してしまうので、ガムテープで固定して応急修理をしました。何処かにぶつけたわけでもないのに折れてしまうとは・・。写真を見るとまるで事故ったようですよね(^^)。アルミ製のフェンダーステーもショップから発売されていますが、路面状況の良くない地方では強度的に心配かもしれません。ここは一つ、頑丈な鉄パイプで製作しますか?>笹原さん。
さらに一行は頂上を目指して走っていきました・・・。
○登りはキツイ?・・トラブルその3
アスピーテラインを登っていくと、また1台が立ち往生していてそれを数台のセブンが囲んでいました。トラブっているのは兎原さんです。ボンネットを開けて中を覗き込んでいます。
ここで笑っちゃう出来事がありました。『どうしたの・・・?』と言ってみんな兎原さんに近づいていくんですが、
その手にはビデオカメラやデジカメが・・。何処が壊れたのかを確認して対策を考える前に、みんなして証拠写真を撮ろうとしてるんですねぇ(^^)。そういう私もしっかりと撮影してるから写真を載せてるんですけどね。その瞬間は、兎原さんはみんなをひどい奴らだと思ったでしょう(^^;;;)。
トラブルはオルタネーターでした。固定している
ボルトの1本がねじ切れてしまったのです。グラグラしていてこのままでは発電できず、走り続けるとそのうちバッテリー上がりを起こしてしまいます。何とか固定する方法を考えるべく、みんなが覗き込んでの作業が開始されました。
検討の結果、ファンベルトに引っ張られても動かないように当て板をして針金で固定することにしました。ジャッキアップ用に積んでいた私の当て板が役に立ちました。そしてここでは高田さんが大活躍。ジャッキや工具の他にもウマを用意していたのです。トラブルでバーキンでは参加できませんでしたが、足車はサポートカーとしての役目を十分に果たしたのでした。エライ!
1時間ほど要して固定した後にエンジンを始動。チャージランプも点灯することなく何とか走れるようになりました。高回転にするのは危険ですが、仙台まで帰る程度は大丈夫なまでに復旧しました。見返峠に着くと、そこには先に到着していた面々が首を長くして待っていたのでした。
○一路ホテルへ
見返峠を後にし、宿泊先である
八幡平ロイヤルホテルへと向かいました。兎原さんを気遣ってみんなスピードを上げずにゆっくり下っていきました。景色を楽しみながらノンビリ走るのも良いですねぇ。おかげでやっと走行中の写真を撮ることが出来ました(^^)。下ってる途中で、仕事で遅れた小原さんのハチロクとも合流できました。そういえば昨年も小原さんはトラブルを対処している間に合流したんでしたね。もしかして小原さんがトラブルを呼び込んでいるのでは・・?(^^)。
毎年のことですが、宿泊先が何処かを覚えないまま来る人がいます。今年も数台が道に迷って到着が遅れました(^^)。ホテルには石川さん一家が既に到着していて、メンバー全員が無事に揃ったのでした。
○そして宴会は続く・・
温泉を楽しんだ後、宴会の始まりです。懐石料理を食べながら飲んで騒いでのドンチャン騒ぎです。各人それぞれが初めて会ったという人も多いんですが、そこは同じセブン好きの仲間。あちこちで話が盛り上がりました。家族連れ、奥さん・彼女と一緒に参加した方もいましたが、女性陣も退屈することなく話せていたので、とても楽しい宴会となりました。ただ残念だったのは99年春に撮影した自主制作ビデオの上映が出来なかったことですね。せっかく大画面モニターを用意してもらったのにまさかホテルにS−VHSを再生できるビデオデッキがないとは・・・。これは予想外でした。ビデオを楽しみにしてた方々、すみませんでした。
1次会が終わっても更に宴会は続きます。持ち込んだ日本酒やワインを飲みながら、さらに話は盛り上がりました。こうして楽しい夜は遅くまで続くのでありました・・・。
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