Seven's Room
キャブリターンスプリング・マウント
Birkinのアクセルワイヤーは2基のウェーバーの間にあるスプリングで戻るようになっています。しかしこのスプリングを取り付けている
ステーの剛性がイマイチで、これが原因でアクセルの戻りが悪くなってきます。アクセルの動きにスムーズさが欠けると運転していて楽しくないばかりか、危険なことにもなります。
そこで仙台のショップ、
プロオートサービスのオリジナルパーツ(写真右)を参考にして自作しました。三上社長ごめんなさい(^^;;;)。
用意する部品は以下の2点です。いずれも近所のホームセンターで購入できます。
○L時ステー(アルミ製) 2×20×200o 1本 ¥450(参考)
○スプリング(ステンレス製) 0.9×8×70o 2本 ¥210(参考)
アルミステーの加工は簡単です。ステーは
キャブレター上部のネジに共締めして取り付けるので、その部分の穴開け加工をします。左右のキャブレターのネジ間隔は
約180o。しかしそこはSevenですので車輌によってその寸法はまちまちでしょう(^^)。現車で測定することをお奨めします。
ステー上部にスプリングを引っかける為の穴を開けます。穴開けには
2.5oのドリルを使用しました。当初はあらかじめ開いてる穴を使おうと思いましたが、それだとステーの縁からの距離がありすぎてスプリングの引っかけ部が伸びてしまい、別に穴を開けることにしました。
次にスプリングと干渉しないようにステー下側の一部を切ります。写真で見ての通り、私はちょっと横幅を大きく切りすぎてしまいましたね(^^;;;)。あまり大きく切るとステーの剛性が低くなってしまいますが、それほど強いスプリングを使用してるわけではないので大丈夫でしょう。
プロオート・オリジナル製品はスプリングを1本だけ装着するようになってますが、私は
2本装着するようにしています。これは以前(ノーマルステー&スプリング装着時)、走行中にスプリングが吹っ飛んでアクセルが戻らなくなり、非常に怖い思いをしたためです。2本同時に外れる確率は低いだろうし、念のため予備のスプリングも2本携帯するようにしているので大丈夫だと思います。
装着後は
アクセルの操作性が非常にスムーズになりました。これまでは踏み始めとベタ踏み状態とではその踏力にかなり差があり、微妙なコントロールがし難い面がありましたが、その問題が解消しました。
また初期状態(アクセル全閉時)で
1p弱スプリングが伸びてテンションが掛かっているため、アクセルの戻りも非常に良いです。
以上のように、スプリングマウントを自作した効果は非常に良いものがあります(^^)。 ペダルボックス前に設けた
ワイヤー支持ブラケットとの組み合わせで
アクセルに関する対策は万全です。Birkinのオーナーの方には是非ともお奨めします。
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