Beat's Room



ライト消し忘れ警報システム


1.はじめに

 Beatには標準で『キー抜き忘れ警報システム』がついてます。キーを挿したまま運転席のドアを開けると「ピピピッ」と鳴ります。これがちょっとうるさいんです。というのもBeatのフューエルリッドオープナーは運転席を開けたところ・ドアストライカーの部分にあります。つまり給油の度に警報が鳴ります。これはうっとうしいです。

 それに私の場合、外出先で屋根を閉めるということは滅多にありません。開けっ放しで停めたまま映画を見にも行ったりします(それで何度ズブ濡れになったことか・・)。そんな使い方なので、キー消し忘れ警報は特に必要じゃないんです。それよりおっちょこちょいなのでよくライトを消し忘れます(^^)。その為、このキー消し忘れ警報をライト消し忘れ警報にするべく改良しました。Beat買ってすぐにやったので回路等を思い出すのに時間がかかりました。たぶん合ってるでしょう(^^)。



2.現行回路図

キー抜き忘れ警報システム
 右にあるのが、標準の『キー抜き忘れ警報システム』の回路図です。
アラームユニットは運転席の足下・フットレストの左側にあります。

 キー忘れ警報は『ドアSW』と『キーSW』が共にONの時になります。つまりキーを挿したままドアを開けたときですね! ここにライトSWからの信号を追加して、『ライトSW』がON『キーSW』がOFFの時に『ドアSW』がONで警報が鳴るように変更します。

 下記に各信号線の色を記してますので、参考にしてください。

BAT
IGN
ドアSW
GND
キーSW
ベルトSW
白/青
緑/赤
青/白
赤/青
(各ハーネスの色)



3.ライト消し忘れ警報回路

ライト消し忘れ警報システム  右が『ライト消し忘れ警報システム』の回路図です。『ライトSW』ON(点灯)時に『キーSW』OFF(キーが抜かれた状態)、更に『ドアSW』ON(ドア開)となった時だけ、アラームユニットの2番・3番端子がアースに落ちるようにしてやるだけです。

 必要なのは次のような物です。
   ・リレー×2個
   ・ハーネス(適当な長さ)
   ・半田&半田ゴテ
   ・ビニールテープ

 リレーは大した電流が流れるわけではないので、基盤装着用の小さい物でいいでしょう。ハーネスはライトSWの信号とリレーまわりの結線だけなのでそれほど長さは要りません。

 ライトSWの信号は何処からでも取れます。オーディオからも取れます。私はコンビSWをバラしたときにライトSWから直接取り出し、キャビンハーネスに這わせたうえで
コルゲートチューブを巻いています。まぁそこまでしなくてもいいと思いますが・・。

 基盤装着用のリレーだと非常に小さいので、アラームユニットのケース上にリレーをビニールテープでグルグル巻きにして固定しています。この状態で6年以上使用していますが、今までに落っこちたことはありません。

 この『ライト消し忘れ警報システム』は結構重宝しますよ。興味のある方はぜひトライしてみてください。



4.おまけ
フォグランプ
 フォグランプはFET製を使用しています。『55wで110w級の明るさ』というタイプの出始めのモデルです。品番は忘れました(^^)。

 このタイプにした理由はBeat純正ハーネス&フォグSWを使いたかったからです。こうすると見栄えも良いし手間もかからない。そして何よりもライト消し忘れ警報がフォグランプにも適用になるからです。その為にこういったフォグランプが出てくるのを待ってました。まぁ今ならもっと小型でしかも明るいタイプは出回ってますが・・(^^;;;)。

 Beatのバンパーはカッターで簡単に切れるので取り付けは楽ですね。




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