Seven's Room



2005年田沢湖・八幡平オフミ

 2005年10月1〜2日に恒例の田沢湖・八幡平ミーティングが開催されました。宿泊先の関係で例年より1週間遅れでの開催となったこの年は久しぶりの雨。助手席同伴だったこととクーラーボックス満載のビールを持っていく関係で97年式ベンツ500SLで出撃しましたが、これがなかなか曲者でねぇ・・・(^^;;;)。


○それでもセブンで来る!?

盛岡ICにて  待ち合わせの東北自動車道・盛岡ICまでは約120q。雨の日にヘビー級の車は安定して楽チンです。キャンバス地のソフトトップですがそこはベンツのクォリティー、雨漏りや不快な風切り音も無く快適そのもの。イージードライブで朝8:30に予定通り到着。ETCのゲートを通るとそこには北上してきたメンバーが既に到着していました。

 ふと見るとそこには3台のセブンが・・!。関東から参加の浅沼さん&小野寺さんは晴れてる内に移動してたから理解できますが、朝起きた時点で雨の降ってた熊谷さんは何故バーキンで? と思っていたところに青森・津軽衆が遅れて到着。なんとそこにも笹森@タイガーの姿が・・。無理せず足車で来ればいいのにどうして苦行の道を選ぶのなぁ? 不思議に思いつつ一行は田沢湖へと向かいました(^^)。



○田沢湖もやはり雨・・

田沢湖集結!

 下半期始めのイベント開催となったため、仕事や社員旅行が重なって昨年よりは参加人数は減りましたが、それでも下記のメンバーが参加してくれました。

      ・沖野@青森×2     ・笹森@青森     ・新田@青森×3    ・佐々木知@青森
      ・佐々木和也@岩手   ・SPA出羽@岩手  ・安倍@秋田       ・大塚@秋田
      ・小原@宮城×2     ・熊谷@宮城     ・兎原@宮城       ・松本@宮城
      ・高橋@宮城        ・福田@宮城     ・高田@新潟       ・藤家@新潟
      ・佐藤隆洋@千葉     ・小野寺@神奈川  ・浅沼@神奈川        (全部で23名!)


 ・浅沼さんのタイガー  (写真をクリックすると拡大できます)

フロント・ビュー リヤ・ビュー 排熱ダクト

 幻のクルマ? 浅沼さんのタイガーです。浅沼さんと知り合って何年にもなりますし、年に何回か会う機会もあったのですがこれまで見ることの出来なかった個体です。その為「実はタイガーを持ってないんじゃないか?」という疑惑も取りざたされていたのですが、その疑いはようやく晴れました(^^)。だっていつ会ってもAZ−1だったからなぁ・・。


 ・高橋さんのシムカ・ラリー3  (写真をクリックすると拡大できます)

フロント・ビュー リヤ・ビュー サイド・ビュー

 昨年はジネッタG4で参加した高橋さん。今年はクライスラーフランス社製、78年最終型のシムカ・ラリー3で参加です。やはり雨の日にG4を運転するのはツラいという事でした。世界で2000台しか作ってないといわれ、ホモロゲを取ったあと会社が倒産という憂き目にあった不遇の車です。日本に6台あるかないか?と言われている貴重な車で参加してくれました。感謝!


セブンは寒そう…


小原@シルビア 佐藤@ビート  左は小原さんのS15。いろいろと手を加えた結果、既に仙台ハイランドのラップタイムは昔乗っていたケーターハム1700SSのタイムを超えたそうです。

 右は佐藤さんのビート。Type−R仕様の赤いバッチが光ります。マフラーは左右のデュアルタイプに交換されてました。私のはノーマルのままだなぁ・・(それもまた良し!)。




○ちょっとしたトラブル発生!

ちょっと痛々しいFD3S  雨のため、いつもは田沢湖を1周するのを取りやめて(セブン組が寒そうだから)八幡平を目指します。雨のためスピードは出せないものの渋滞もなく順調に進んでいたところ・・・前方の駐車場に先行して走っていた面々が停まっています。

 見ると大塚さんのRX−7がこちらを向いて道路左脇の斜面に落ちかけてました! どうやら濡れた路面でリヤが流れてしまいスピンした様子です。単独では脱出不可能のため数人で押してみてもちょっと無理。兎原さんのレガシイで牽引してようやく脱出することが出来ました。足車が多いとはいえ牽引ロープが何本も出てくるところにセブン乗りのミーティングらしさを感じました。でもその後レガシイのクラッチからイヤ〜な臭いがしてたのは気のせいかなぁ〜?

 幸いバンパーとボディサイドがちょっと傷付いた程度で走行に支障はない様子。バンパーをガムテープで補強してゆっくりと先へ移動することとなりました。コースアウトしてる状況や牽引されてる様子の写真を載せないのは武士の情けです(^^;;;)。



○白熱のウェット・バトル!

 ほぼ予定通りに八幡平を下り(雨のため走行中の写真は撮れませんでした)、カート場の近くにあるなかやま荘で昼食&休憩をとり、カート対決までの一時をマッタリと過ごします(^^)。しかし戦いは既に始まっている様で、心理戦とも思える言葉が飛び交います。私もカレーを二人分食べて準備OK。ウェットレースでは少しでも体重を増やしておいてタイヤの接地圧を稼がないとね。
雨対策も万全!

 さすがに2度目のウェットレースなので各自の雨対策も万全です。カート用の濡れても良い靴を用意することはもちろん、合羽を重ね着する人もいます(私も上だけは合羽を重ね着しました)。

 まずは15分間の慣熟&予選走行。今年は1チーム2名なので例年よりも1人が走る周回数が多くなります。ウェット路面でどの程度滑るのかを確かめながら走ります。特にタンブレロコーナーと最終コーナーは縁石にのせるとかなり滑ってアウトへ一気に膨らみます。使える縁石と使っちゃいけない縁石をしっかりと見極めることが肝心です(コース図はこちら)。




続々とコースイン  私のチームメイトは昨年に引き続き小野寺さん。 先にコースインしてアタックを開始します。決勝レースでスピンすると順位に大きく響くので、予選アタック中にどの程度でスピンするかを敢えて試しながら走ります。特に今年のマシンは右足の脹ら脛部分がワイヤーに干渉してアクセルが戻りにくくなる傾向が各車に見られるのでスピンが続発します。そんな情報を聞いた上で私も予選アタックを開始します。
 ドライならアクセルオフでマシンがインへ向くのに、ウェットだとそこでアンダーが出ます。かといってアクセルを踏むとまたリヤが流れるのでなかなか癖を掴むのに苦労します(なにしろ1年ぶりのカートだからなぁ)。
 それでも慣れてくると50秒台前半のタイムを連発。2位以下に2秒以上の大差をつけて余裕のポール獲得です(^^)。


スピン続出!  昨年の最速ラップ・小原さんはいるものの毛利さん&笹原さんとカート自慢の2人が参戦していない今年は初優勝のチャンスです。とは言えこの雨ではスタートのグリッド順はあまり意味を持ちません。如何に無用な接触を避けるか、如何にスピンしないように走り続けるかが勝負になります。

 PCトラブルで耐久レース仕様の表示が出来ず、電光掲示板には車番とラップタイムしか表示されない状況でレースはスタート。最初は固定されていた順位も相次ぐスピンでもう誰も順位が分からない状態(^^;;)。決勝レースの45分間を均等に2分割してドライバー交代するチームもある中、我がチームは集中力維持を狙って10分少々でのドライバー交代を繰り返して上位を狙います。


あちこちでバトル展開!  最後のドライバー交代を終えて私も2度目のコースイン。残りは10分少々。順位は分からない(^^)。とにかく目の前のマシンを抜き、最速ラップを叩き出すことのみに集中します。スピンすることなく順調に周回を重ね、前車に接触することなくスマートに抜いていきます(←これ大事ね!)。

 しかし残り5分ちょっとで浅沼さんのインを刺そうとして接触。 浅沼さんを弾き飛ばしてしまいました! 減速して「大丈夫?」と声を掛けているところをインから抜き去るズルい2台(^^;;;)。 1台はすぐに抜き返すものの熊谷さんはなかなか道を譲らない…。ヘアピンのかなり手前から減速し(追突しそうになる)、インをしっかり閉めたブロック走行をします。う〜ん、まるで昨年の私の走りのような後ろしか見てない走りだ。何もそこまでしなくても…。

 抜くに抜けない焦れったい走りを重ねること数ラップ。突如目の前で振られるチェッカーフラッグ! 拳を高々と掲げて目の前の熊谷さんが走り抜けていきます。もしかして優勝争いをしていたのか? などと思ってもあとの祭り。僅かの差で初優勝を逃してしまいました。う〜ん、知っていたら無理にでもヘアピンで抜きにいったのになぁ〜。まぁそこは闇雲に走っていた者と展開を把握して走っていた者の差でしょう。初優勝は来年以降にまたチャレンジすることにします。それにしても熊谷さんの御陰でまたもや優勝した安倍さんには納得できないなぁ…(多数意見)。

 しか〜し、レース中では文句なしのファステスト・ラップを記録しました。誰もが50秒を切れない中を、ただ1人
48秒台に突入! 3年前と違い今年は空を飛んでいないので(2002年のミーティングを参照してください)、正真正銘の最速ラップです。ウェットレースではマシンの性能差が出にくく純粋にドライバーの腕が勝負。それで1位になったという事は・・まぁ多くは語らないでおきましょう(^^)。


 濡れたまま宿へ行くのもマズいので、昼食を食べたなかやま荘で温泉に入り、汗を流します。宿へ向かう頃には辺りはすっかり暗くなっていて、迷子になるメンバーが続出してしまいました。携帯が繋がるエリアで良かったぁ〜。



○美味しい料理&宴会!

美味しい料理の数々  今年の宿は八幡平ペンション村の一角にあるパレット。ここはサンマリノGP・カート場のオーナーが経営するペンションです。
ここの自慢は黒毛和牛のステーキと自家製パン。昨年までの宴会料理に較べたら遙かに美味しかったです(^^)。

 他の宿泊客も何組かいたので早めに和室へ移動し、各自が持ち寄った日本酒を堪能しました。浅沼さんが撮影したカートのビデオ映像をテレビで流しながら楽しい時間を過ごしました。

 みんな疲れていたのか、夜11時前にひとまず宴会は解散。例年に較べるとかなり早い就寝で非常に健康的でした(^^;;;)。
たまにはこんなオフ会も良いですね〜。





○朝からウダウダ・・そして解散!

向かいのペンションにて  翌朝はなんとか雨も上がり、ちょっと霧が掛かった状態でした。向かいのペンションにはセブン2台にエリーゼ、ポルシェ914が駐車しています。石巻AFCというクラブで高橋さんのお知り合いもいました(昨夜も隣のペンションに移動してそっちでも飲んでたとか…)。そういえば昨晩エリーゼは何度もセキュリティーが作動していましたが、どうも雨漏りした水がセンサーに悪さをしていた様です。

 私も500SLで幌の開閉を実演しました。いつもは手動で幌の装着をしてる面々ですので、ロック解除も含めて全自動で開閉する様子は興味深かったようです。実際にその開閉は非常に凝ってると思います。リクエストに応えて2度も開閉しちゃいました(^^)。


カバー外すの面倒… エンジン掛かるかなぁ?


 この日は特に予定を入れていなかったので、各自の時間に合わせて順次解散となりました。遠方から参加してる人も観光地巡りをしながらゆっくり帰れます。2日目は自由に行きたい場所へ行ってみるのも良いなと思いました。ここ数年はノスタルジックカー・ミーティングに参加してましたが、イベントを固定せずいろいろな企画を試していこうと思った今回のミーティングでした。

 予定では盛岡へ行って冷麺を食べてから八戸に戻るつもりでしたが、マシントラブルにより断念。なんと500SLのATが2速にホールドされてしまってギアチェンジ出来なくなってしまいました(泣)。八幡平を下る時から変だったんですが、V8・5リッターもあるのに60km/hで走行してるとエンジンは3000rpm。これじゃ高速道路は走れません(走れるけど油膜切れでエンジン壊しそう)。諦めて下道をゆっくり帰る運びとなりました。回転を上げないよう上限を60km/hで走っていたら軽トラックにも抜かれてしまった! これって悲しいというより恥ずかしかったです(^^;;;)。無事に帰り着くとYANASEに即入院となりました。みんなには「足車で参加だからといって油断せずにちゃんと整備してから来るように!」と呼びかけていたのに・・「灯台もと暗しとは正にこの事だ」と言われてしまいました(反省)。


何はともあれ、今回のイベントも無事に終了することが出来ました。参加した皆さん、お疲れさまでした!



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