Seven's Room



2002年・筑波山ミーティング

筑波山麓のコンビニで・・

 Seven−MLには全国にメンバーが存在します。しばらく前から茨城県ひたちなか市周辺のメンバーと連絡を取る機会があり、一度は直接会ってみたいと思っていました。関東方面というといつも湘南〜箱根エリアに遠征するので茨城県は空白地帯(^^)。ちょうど良い機会だと思い、夏休みを利用して筑波山へ遠征しました。


○3度目のトラブル・・

 8月15日、出発はいつものように! もう手慣れたもので雨対策を万全にして午前8時に出発。順調に八戸道から東北道と南下していきます。が、盛岡を過ぎたあたりから携帯電話が頻繁になりました。保険屋という仕事柄、事故があればいつでも連絡が入ります。ハンズフリーのマイクセットを装着して走っているので電話を受けることは出来るのですが、いかんせん幌をして高速道路を走っている状態では相手の話を聞き取れません。電話が鳴る度にバーキンを路肩に停めて電話をしていました。これが普通の車なら走行中のドライバーから邪魔に思われるかもしれませんが、バーキンなら路肩に止まっていても「古い車だから故障したんだ・・可哀想」と同情されて便利です(本当か?)。

 路肩に停めては後方確認して猛ダッシュ、また停めては猛ダッシュ。これを何回か繰り返していたら、いつの間にかスピードメーターがゼロを指しています。普段から停まっているのにメーターが100km/hを指す時もあるので気にせず走っていましたが、一向に復旧する気配がありません。どうもメーターケーブルがミッション側の接続部で破断したようです。ミッション側で破断したのは過去2回あるのでこれで3度目です。

 しか〜し、悪いことばかりではありません。これまでずっと気になっていたセンターコンソール内からのコトコト音が消えました。何が干渉しているか今ひとつ判断がつかなかったのですが、これによりスピードメーターケーブルが原因と判明。不安が解消されて逆にスッキリした気持ちで走り続けました(オービスには怯えてましたが・・)。



○よくある勘違い?

 仙台でかなり渋滞してたため手前の鶴巣パーキングに入ったところ、一人の男性が近づいてきました。開口一番「根性あるねぇ〜」。聞けばプレステージの並木さんのお知り合いでした。

 「仙台まで?」「明日、筑波を走るんです」「レース?」「いえ、違いますけど・・」 どうも彼は筑波サーキットを走るために移動してると思い込んだようです(^^)。セブンで筑波へ行くと言えばまさか筑波山を走りに行くとは思わないのかもしれませんが、私は一言も「サーキットを走る!」とは言ってないので、嘘は吐いてませんよ(^^;;;)。

 疑惑を残しつつ? 再び南下します。仙台・福島で渋滞に巻き込まれましたが(ウチワが大いに役立ちました)、磐越道に入ると雨も止み、ようやく幌を外せました。ここからは真夏の太陽との戦いですが、幌をして蒸し風呂状態だったのに比べれば快適です。予定より大分遅れたものの無事にひたちなか市内のホテルに到着しました。



○大騒ぎの宴会

 8月ずっと雨続きだった八戸から来るとさすがに関東の夏は暑い(出発時より15℃も高い!)。ホテルの大浴場を特別に開放してもらって(つまり貸し切り!)汗を流します。あまりの暑さに我慢しきれずビールを飲み、ほろ酔い気分で勝田駅前に集合。近くの店で宴会開始です。

 集まったのはまんごろうさん・ようすけさん・こぞーさん・松八さん・SONOさんと私の計6人。私は全員初対面ですが旧知の友人のごとく直ぐに和気藹々。飲んで話も弾みます。もちろん車の話で盛り上がりますが話は様々な方向へと展開。核関連施設が近い場所柄もあって(青森県でも六ヶ所村に核燃料サイクル施設を建設中)、臨界事故の時はビビッたとか体内を中性子が抜けたはずだとかの危ない話題も・・。そういえば勢い余って私は核弾頭の起爆装置の原理とかを話してたような気もしますが・・・たぶん記憶違いでしょう(^^;;;)。

 大声で騒いでた割には店から追い出されることもなく(入り口近くに陣取ってたOL達がもっと騒がしかったし・・)、4時間騒いで宴会は終了。明朝のツーリングに備えてお開きとなりました。喋りすぎてちょっと飲みが足りなかったような感じもありますが、とても楽しい時間を過ごせました。



○筑波山に大集合

まんごろうさんのケータ  翌朝の天気は曇り。なんとか雨は降らずにすみそうだとホッと胸をなで下ろし、ホテルの駐車場でまんごろうさんと合流(今回の遠征では色々お世話になりました)。午前9時に出発して水戸ドライブインへ。昨夜のメンバー達と合流し、吾国山〜筑波山と向かいます。しかし途中でポツポツと雨が降り、所々で路面が濡れててレーシングスクリーンのまんごろうさんは辛そうでした。
 途中、秋田から千葉に転勤になった佐藤君が合流し、筑波山麓のコンビニに到着。ここには嘉さん等が既に待機していました(一番上の写真)。食料を買い出しして子授け地蔵の駐車場へと登っていきました。



 筑波山に登って行くにつれて霧が濃くなり、路面は悪くなっていきます。頂上は霧雨状態。「なんで集合場所だけ天気が悪いかなぁ・・」と言う声があちこちから。みんな私がこの雨を呼び込んだと確信してるようでした(泣)。

 この日集まったのはセブン17台・フェラーリ2台(308&348)・550スパイダー1台・A110が1台・ジネッタG4が1台の計22台。山頂が雨でも麓が晴れていたためこれだけの台数が集まってくれました。玄関開けた時に雨が降ってたらセブンで出かけようなんて思いませんからね(^^)。Seven−MLメンバーが他のクラブにも声を掛けてくれたらしく、東北ではあまり走ってないG4やA110が見れました。ラッキー!

 これだけの台数が集まってると一般の人には異様な光景に見えるようで、駐車場に入ってきた車の大半がそのままUターンして出ていきました(^^;;;)。関わりたくないと思ったのでしょうか?


フェラーリ308GTS 550スパイダー アルピーヌA110


ジネッタG4  久しぶりにG4を見て口に出た言葉は「これなら遠征が楽だなぁ」というものでした。雨もしのげるしトランクに荷物も入る。それを聞いた周りは「普通はそういう基準で見ないぞ」と言ってましたが・・(^^;;;)。
 実は一時期、真剣にG4の購入を考えた時がありました。レース用にロールゲージで固めたクーペボディで、オリジナルパーツもふんだんに装備された車でした。どうしようかと悩んでいる間に売れてしまったんですが・・・(残念)。セブンとG4クーペの両方があれば楽しいでしょうねぇ。


フロントビュー コックピット リヤビュー

 時間が無いにも関わらず駆けつけてくれた加藤さんのバーキンです。バーキンと言ってますが佐久間レーシングで製作されたスペシャルマシンです(オートジャンブル誌で紹介された車です)。サスペンションのレイアウトを見てもその凄さは分かりますね。このバーキン、リヤの車幅よりもフロントのトレッドの方が遙かにワイドです。ノーズコーンにも空気の流れを良くするために穴が開けられてるし、ブレーキ周りもF3のパーツを使用するなどレーシングマシンと言っても過言ではない車です。本で見て知ってはいましたが、実車を見るとやはり凄いです!


VXエンジン  オーナーの方のお名前を失念してしまいましたが(申し訳ありません)、かなり手の入ったVXエンジンのケータもありました。車もそうですがオーナーの方もかなりの腕前らしく、恐ろしく速いということです。実際、バックする際にも豪快にホィールスピンさせる車というのは初めて見ました(^^)。
 たまたま駐車場に普通車で入ってきた人もこの方をご存知だったりしたので、かなり顔の広い方のようでした。東北のイベントに参加した時も顔馴染みが大勢いたとか・・素晴らしいです。


 みんなと話すのに夢中で、気が付くと全然写真を撮っていませんでした。例えばビキニトップにしてもオリジナルで製作してるものがいくつもあり、出来栄えの良さと各人の工夫に非常に感心しました。また一見普通のバーキンのように見えて4AG(5バルブ)+86ミッションを搭載していたり、更に細かい部分まで手が入っている車もあり、参考になる車がたくさんありました。やはり東北と違って関東のメンバーは色々とやってるなぁと感心したミーティングでした。

 3時間ほど子授け地蔵の駐車場でウダウダし(ノンビリと話すだけのミーティングで、とてもリラックスできました)、記念撮影をして解散となりました。天候が悪い中を集まってくださったみなさん、本当にありがとうございました。また遠征した際には是非お会いしましょう。

筑波山で記念撮影




○大木さんのケーターハム

ZETEC搭載 コックピット  18日、この日も朝から雨(大泣)。横浜市青葉区に泊まった私は町田市に住む大木さんを訪ねました。せっかく近くまで来たのだからとお願いして車を見せて頂いたわけです。
 以前は軽量化にひたすら拘ったバーキンに乗り(オートクラブ98年5月号に掲載)、現在はダネルチューンのZETECを搭載したケーターハムに乗っています。タイガーには標準で載ってるエンジンですが、ケータには珍しいのでは?


 2時間以上も大木さんと車の話をして楽しく過ごし、昼過ぎに八戸に向けて出発。東名高速の東京料金所と首都高3号線で渋滞した後はスムーズに流れ、走りそのものは快適でした。が、その後も雨は断続的に降り続き、八戸までの全行程で幌をして走ることになりました。昨年の北陸遠征(往路)に続く幌をしての長距離移動です。昨年は9月でしたが今回は真夏なので結構バテました(^^;;;)。

スピードメーターが不動なので何q走行したのかは不明ですが、こうして今回の遠征も無事に終了しました。



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