Seven's Room



オルタネーター&スターター(熱対策)


オルタネーター&スターター  左の写真で分かるように、オルタネーターとスターターがエキマニのすぐ下に取り付けてあります。ということはその熱でオルタネーターやスターターが死んでしまうということがあります。事実、私のスターターもトラブルに見舞われましたし、オルタネーターが死んだという報告も聞いています。

 対策としては、次の3つが考えられます。
  1.遮熱板を取り付ける。
  2.クールイット等をエキマニに巻き付ける。
  3.修理費用を貯金しておく。


スターター  1.の遮熱板取り付けですが、特に4番のエキゾーストとスターターの間隔は非常の狭いので取り付けは厳しそうです。2.のクールイットが効果的と思われますが、価格は約1万円と高価です。3.の貯金は対策と言えるのかどうか・・(^^)。
 スターターのトラブルはキーを戻してもスターターが回り続けるという症状です。原因はマグネットの固着です。マグネットを調べて分かったんですが、バーキンのスターターはルーカス製ですが英国製ではなく南アフリカ製です。英国から部品を取り寄せようとしましたができませんでした。しかも日本国内にはアッセンブリーとしてのスターター在庫はあるんですが、マグネットのみの部品は手に入りませんでした。

 そこでインターネットを駆使して中古品をなんとか知人から手に入れることに成功しましたが、しばらくすると再発するようになりましたが、ハンマーでマグネットを叩くと直るのでしばらくそのままにしていました(^^)。ちなみにマグネットを叩くときは木製ハンマーを使用しましょう。鉄製だとダメージが大きすぎます(^^;;;)。

 参考までに、私の’96バーキンに装着されていたスターターの品番は下記の通りです。
   ・マグネット : 55S66964060
   ・本体    : S9066925092(Assy)  Ford,88BC11000B1A
 
もし中古品のスターターやオルタネーターをGETできる機会があれば、確保しておくことをお奨めします。


 1年ほど木製ハンマーを助手席に常備していましたが、下記の対策を施しました。


1.エキマニに耐熱バンデージを装着
耐熱バンデージ
 耐熱バンデージは BILLION SUPER THERMO BANDAGE を使用しました。素材に超耐熱無機繊維セラミックファイバーを採用していて、耐熱温度は1260℃です。25o×10m(BB25−10)で¥8,000です。

 巻き付けるコツですが、エキマニを外して作業することです。エンジンに装着した状態ではなかなかうまく巻けません。それからケチらずにたっぷり巻くことも大事です。安くはないのでついついケチって巻いてしまいますが、ケチるとそれだけ断熱効果は少なくなります。ここは我慢してたっぷりと巻きましょう。ちなみに私のは2.5セットも使用しています(^^;;;)。


2.スターター交換&リレー新設

マレリーのスターター スターターリレー
 スターターも新品に交換しました。今回はルーカスを諦めてマレリーにしました。ルーカスよりはマシかなぁって思ってますが・・・あまり変わらないかな?(^^)。
 参考に部番等を書いておきます。

  M79 0.9 STARTER
  R27048
  MSR523

 マレリーのスターターですが、以前のルーカス製よりもマグネット部分が若干長くなっています。これでは熱対策がより必要になると思われます。スターター交換を検討している人はこの点にも注意しましょう。

 スターター交換に併せてリレーも追加しました。そもそもスターターリレーが設定されてないというのが不思議です。わざわざ遠回りさせてるわけですから。これが国産車なら『バッテリーからスターターまでは○○o以内!』とハーネス図面で指示するんですが・・。リレーが無いことによる始動不良も多々あったと思います(^^)。 ちなみにケータとかにはスターターリレーは装着されています。

 リレーは30Aヒューズを内蔵したボッシュを使用し、バッテリー脇のスカットルにマジックテープで取り付けてあります。ここなら点検も容易ですし、スカットルを外すときにも簡単にリレーを脱着できます。


 これらの対策を施した結果、エンジン始動性は格段に向上しました。従来のように空回りしてハンマーが出動することは皆無です。真冬の始動も一発OK。始動時にボンネットを外して身構える必要がないのは非常に楽です(^^)。



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