Seven's Room
ビキニトップ製作
北国じゃビキニトップなんて要らないだろ!って言葉が聞こえてきそうですが(^^)、それでも真夏には35℃を超える日がたまにあります。もっとも
日焼け隊ステッカーを貼ってる私は全然気にしないんですが、ごくたまに助手席に人を乗せると真夏の直射日光で暑いと文句を言われます。これが女性だと
『日焼けした〜』と尚更です。
ということで、助手席同乗者用日焼け対策としてビキニトップを製作しました。まともに買えば3万円近くもするので、そこは工夫して安く見栄えの良いモノを製作しました。
○用意した物
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UVカットシート(紫外線防止防水シート)
1.7m×1.7m #4000の超厚手を購入
(#3000では薄くて耐久性に難あり)
ホームセンターで¥980で購入
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超強力両面テープ(ポリエチレン用)
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ハトメ(アルミ製・12o)
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ストロングホック(幌の補修に使ってる物)
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配線用コード(0.75sq)
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カッターナイフ
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ホールカッター
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定規
○採寸&ホック取り付け
幌骨を取り付け、実車を測定してトップ部分のシート寸法を決定します。前後の長さはロールバーをちょっと超えるくらいが良いでしょう。
引っ張り強度を確保するため、周囲を折り曲げて両面テープで固定します。ハトメを取り付けるため3p幅で折り曲げました。折り曲げた部分をしっかり成形するため、ここに配線用コード(ハーネス)を入れてあります。当初は針金などの金属棒を入れることも考えましたが、それだと重くなる上に携帯時に折り曲げることが出来なくなるので止めました。折り曲げた部分の拡大写真は
こちらをご覧ください。
トップシートを実車に合わせ、フロントホックの取り付け位置を確認します。基本的には15p間隔ですが、微妙に個体差があるので現物合わせをするのが確実でしょう。ここら辺がいかにもバーキンらしいですね(^^)。両端の部分を残してホックを5箇所取り付けます。
フロント両サイド、リヤ4箇所を固定するバンドを作成します。最終的な長さは取り付ける際に調整するので、大まかなサイズで製作します。このバンドも二つ折りにして両面テープで固定し、強度を持たせます。
折り曲げた側(ハーネス挿入側)にホックを取り付けます。リヤの4本は3p幅でOKですが、フロント両サイドは3pだと幅広く見栄えが良くないので、ハの字型にカットしてホック側を細くしてあります。
○固定バンド取り付け
フロント部分のホックをスクリーンに取り付け、シートを後方に引っ張りながらバンドと結合させる位置決めをし、バンドの長さを調整します。後方視界をバンドが遮らないようにするため、斜めに走るロールバーに沿った位置に固定することにしました。この位置決めをする時にしっかり引っ張らないと後々トップが弛むことになるので、目一杯引っ張ります。
シートとバンドはハトメで固定します。仮止めしてから引っ張る方向へ真っ直ぐになるよう向きを確認し、しっかりと固定します。中央付近の2箇所、斜め方向の2箇所の順に固定します。
長すぎたバンド部分はカッターで切り、見栄えを良くしておきましょう(^^)。
リヤ4箇所を固定した後、フロント両サイドの2箇所のバンドを固定します。リヤと同様に目一杯引っ張り、位置決めをしてハトメで固定します。
余談ですが、ハトメに同梱されていた簡易ポンチではポリエチレン製のシートは切れませんでした。そこで私はホールカッターを使いました。コンパスの片方(鉛筆部分)がカッターナイフになっている物です。これは大変重宝しました。
こうして完成したビキニトップの全体像が、右の写真です。自作にしてはなかなかの出来でしょうか(^^)。
○テンションバンド製作
バーキンの幌骨は、2本を一つに組み合わせてロールバーのところに差し込むタイプです。これが差し込んだ状態で結構前後に動きます。この幌骨の位置でビキニトップのテンションが微妙に変わるため、この位置を一定に保つためのバンド(テンションバンド)を作りました。
テンションバンドといっても簡単です。ビキニトップにテンションがしっかり掛かる状態でロールバーと幌骨の距離を測定し、その長さに合わせたバンドを作成して両端にホックを取り付けただけです。
モノは簡単ですが効果は抜群です。これにより常にビキニトップにテンションが掛かる状態を保つことが出来ます。
○ビキニトップ装着&試乗 (写真をクリックすると拡大できます)
早速ビキニトップを装着して走行してみましたが、心配した
走行中のバタツキも無く安心して走れました。一般道はもちろん、高速を
100km/hプラスで走行しても何ら問題ありませんでした。後ろが吹き抜けですから(当然ですが・・)風が変に巻き込むこともありません。通常なら風の巻き込みで右側の髪の毛だけが乱れるんですが、両側から風がうまく入ってきて髪がグシャグシャにならないのにはビックリ! これは良いと思いました。
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それにしても・・・助手席に座る人が文句を言うから今回ビキニトップを作ったわけですが、実際に助手席に人が乗る機会ってほとんど無いんですよねぇ・・。おまけに車検の前後はノーマルスクリーンですが、それ以外はVX−Rタイプのレーシング・スクリーンにしているわけで、その状態ではもちろんビキニトップは装着できない・・・。はたして
このビキニトップの稼働率はどれくらいになるんでしょう?(^^;;;)。
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いずれにしてもこのビキニトップ、出来栄えには非常に満足しています。興味ある方、作ってみてはいかが?
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