Seven's Room



’99秋田新年会(スーパーカー鑑賞会)

素晴らしいツーショット!

 99年1月30〜31日の1泊2日で、SEVEN−MLで唯一(当時)のタイガー乗り、虎さんの住む秋田市にて新年会が開かれました。これが偶然にも地元のコレクター・川上さんとご一緒することができ、そのコレクションを堪能する会に変貌してしまいました(^^)。皆さんもスーパーカー小僧になった気分でとくとご覧ください・・・。


○東章産業にて・・・

 ここは虎さんもお世話になってる修理屋さんです。10月の田沢湖オフミの帰りにJokerさんがMarcosで寄ってパワーチェックをした場所です。ところが何故かエンジンがかからなくなり、エンジンをチェックしたり室内への雨漏り対策をしたりといきなりレストア作業をしたお店です。その確かな腕を見たJokerさん、ダッシュボード裏からモウモウと白煙を噴いた件の修理と(火災ですね・・)、なんとMarcosにクーラーを付けるべく横浜からドック入りしていたのです。

もう1ヶ月以上もこの状態・・・ いつ降ろされるのやら・・ 下回り

 しかし下回りを覗くとマーコスのフレームは頑丈そうですねぇ。それに外枠にちゃんとあるからウマを当てる場所にも悩まなくてすむし・・・。そうそう、Marcosの下に停めてある車はFIAT・DINOでした。もしMarcosがオイル漏れをしたら・・・(^^)。何でもMarcosを引き取りに来る際に関東に納車したクルマはフェラーリ・ディーノだったらしい。全国各地にお客さんがいるそうだが、そんな腕の良い修理屋さんが何で秋田に居るのだろう?

エンジン復旧作業中・・・  実は私のBirkinもスターターが不調の為、取り外して持ってきたのです。部品が見つからないから丸ごと新品で買うしかないって言うもんだから、ここの社長になんとかお願いしようと思ったのです。しかしMarcosを下から見てるとついスターターを外したくなってしまいました(^^)。だって同じ1600ccのKENTエンジンだしねぇ。

 また熊さんのロータス7・シリーズ4も一緒にドック入りしてました。電装系のトラブルによりエンジンがかからなくなったのです。取りあえずエンジンはかかるようになってはいましたが、アイドリングが安定せずにすぐに止まってました・・・。もうしばらくは入院が必要でしょう(^^)。


 午後2時を過ぎ、日中に集まるメンバーがあらかた揃った頃に件のコレクター・川上さんが東章産業へとやって来ました。そこで虎さんが意を決して発言。コレクション見せてください! こうして川上さんのガレージ&自宅へとクルマを連ねてゾロゾロと行くことになったのです。この時点で集まっていたメンバーは以下の通りです。

  ・沖野@八戸    ・中田@八戸    ・丈@五所川原    ・TAKA@新潟
  ・井上@新潟    ・熊@東京      ・虎@秋田 (順不同)

 これだけの人数がゾロゾロと行ったわけだから、川上さんもさぞ迷惑だったんではないでしょうか(^^)。何はともあれ、お願いした虎さんにも感謝ですね。



○川上邸&ガレージにて

 まずは秋田駅の近くにある川上さんのお店(酒屋さん)の脇にあるガレージへと行きました。ガレージを開けるとまぁそこはお宝の山でした(^^)。では順に見ていきましょう。 (写真をクリックすると拡大できます)


914−6 ワイドボディー  まず目に飛び込んできたのがこのポルシェ914−です。VWエンジンではなく、ポルシェの6気筒エンジンを積んだモデルですね。ノーマルの3リッターから3.2リッターにUPされてます。レース仕様のためにかなりのワイドボディーになっていました。ノーマルの914と比較すると遙かに迫力がありますねぇ・・。


フィアット・アバルト コンパクトボディー エンジンルーム 座って喜ぶ虎さん

 続きましてフィアット・アバルトの登場です。詳しいモデル名まではちょっと分かりません。軽量・コンパクトという言葉がピッタリなモデルです。このアバルトはヒルクライム仕様にミッションをセッティングしているらしく、最高速は130q/hしか出ないそうです。その代わり加速はしびれるとか・・。徹底した軽量化の為に内装というものはほとんどありません(^^)。ドアノブすら外してオリジナルを樹脂で作る徹底ぶりです。ウィンドーもガラスではなく、脱着可能なアクリル製となってました。運転席に座った虎さんの嬉しそうな顔がすべてを物語っています(^^)。


N360 どちらもピカピカ!  懐かしのホンダ・N360も綺麗な状態で2台ありました。比較的よく見る機会はあるんですがまだ乗ったことはない車です。でもこれほど綺麗に保管されてるのも滅多に無いかなぁ・・。
 後ろの本棚の書籍にも注目! 何十年分のストックなんでしょう? 探せば大抵のクルマの情報はGETできそうですね(^^)。


何のフォーミュラ? 2T-Gエンジン  フォーミュラマシンも置いてありました。川上酒店としっかりステッカー貼ってますねぇ(^^)。エンジンはトヨタ・2T−Gです。クラスは何でしょう? F3? フォーミュラ・トヨタ? ちょっと分かりません。
 フォーミュラのフレームワークを見ると、クルマってこれで良いんだよなぁっていつも思います。まぁ普通の人はそうは思わないかもしれませんが・・。


 まだ他にも昔の4シーター・フェラーリとかもありましたが、写真を取り忘れました。車名は聞いたけど忘れちゃいました(^^;;;)。何だったかなぁ・・・?。またホンダ・リトルボーイが3台もありました。ママチャリにエンジンを付けただけという感じの初期の頃の原付です。ペダルがちゃんと付いてるのが笑っちゃいました。初めて見ましたが、なるほど原動機付自転車と呼ばれるのが理解できました。これからゆっくりレストアするとのことでした。


 その後またゾロゾロとクルマを連ねて川上さんの自宅へと行きました。そのガレージを開けて目に飛び込んできたのがトップにある写真です。いやぁカウンタックと365BBのツーショットなんてそうそう見られるものじゃないですよ。我々スーパーカーブームを経験した者は拍手で喜んでしまいます。虎さんなんて単なるクルマ小僧になってしまいました(^^)。

LP5000QV リヤビュー 後ろ見えるの? リム幅12J

 ランボルギーニ・カウンタック・LP5000クアトロバルボーレです。しかし何度見てもカウンタックは平べったいですねぇ。八戸にも赤のカウンタックがありますが、それよりもずっと綺麗でした。実は雑誌のインプレを読んでもあまり完調なカウンタックをテストしたという記事は記憶が無かったので『12気筒だけど普段は何気筒なんですか?』なんてつい聞いてしまったら、『きっちりと仕上げてあるからエンジンは完璧だよ』という答えが返ってきました(^^;;;)。

 何でもこのカウンタック、近くの峠では250q/hまで出るとのこと。虎さんが『200q/hまで出る直線が思い浮かばない・・』と言ってましたが、カウンタックだと加速が良いのでそこまでいくそうです。でも総合的な速さとなると国産・ハイパワー車の方が速いと言ってましたが・・。 ちなみに先日、飛ばしてたらジャンプしちゃってリアセクションを破損したそうです。サラッと言ってしまうところがまた凄い・・・。

 リヤホィールのリム幅は12Jですが、この幅のホィールを持つクルマはランチァ・ストラトス(グループ4仕様)で見た以来だなぁ・・。タイヤ&ホィール4本だけで安いセブンが買えそう(^^)。 お願いしてカウンタックリバースの格好をしてもらいましたが、いつ見ても笑えるというか、凄いですねぇ・・(^^)。



365GT4BB改 巨大なリヤカウル 12気筒エンジン

 フェラーリ・365GT4BBです。一見して分かるとおり、ボディーをオリジナルに対して前後・左右とワイドにしています。ノーマルと比較してかなり迫力があります。オリジナルボディーに溶接して広げてあるんですが、丁寧な仕事で溶接箇所が分からないほどでした。フェラーリ(特に365BB)のボディーにここまで手を加える人は初めて見ました。

 え〜、カウンタックに比べて365BBはあまり詳しくは知らないので、コメントはこれにて終了です(^^;;;)。


元はS800クーペ 名機・800ccエンジン  見ての通り、ホンダ・S800クーペです。でもこれってレストアしてるものではありません。これをベースにあるクルマを復活させようと作業が進められています。

 その目指しているクルマの写真がこれです。Sクーペからまさかこんな車を作ろうとしているとは・・・。

 ヒストリック・フェラーリの1台ですが、このようなバンタイプ? のデザインをしたフェラーリが存在してたんですねぇ・・知らなかった。このクルマですが、鉄板を当てて丁寧に叩きながら作っています。それも端はなるべく切らずに曲げて絞るようにしています。ライト回りのフェンダーですが左手で撫でるとそのカーブのRが分かるそうで、それを確認しながら叩いていくそうです。う〜むプロの仕事だ。専属の板金屋さんが作業していました。

 しかしその拘り方は凄かった。ボンネットはオリジナルS800よりは小さい方が良いと周囲に鉄板を溶接して開口部を小さくしているし、Aピラーの角度を立ててその寸法も若干変更したためにフロントガラスもワンオフで作ってもらったそうです。さらにフロアパネルにはHONDA S800と裏打ちされた鉄板が運転席・助手席の両方に貼られているし・・。カーペットに隠れてしまうところにも気配りをしているんですよねぇ(^^)。年内には完成するだろうとのことでしたが、いやはや凄い車を作ってるとただ感心するばかりでした。完成した暁には川上酒店の配達車になることでしょう(ちょっと荷室が小さいと言ってましたが・・・)。完成したらまた見に行きたいです。


 時間の経つのを忘れて見入っていましたが、配達の約束があるということで丁重にお礼を述べて川上邸を後にしました。しかし・・・虎さん曰く『もっと凄いコレクターがいる』との事! 秋田って一体どんな土地柄なの? ここは雪国だぞ〜!



○虎さんの家(通称:虎の穴)&お多福にて

夕方から飛ばす虎さん  さて、虎さんの家に到着し、みんなでタイガー・スーパー6を見た後に部屋に入ると、早速各人が持ち寄ったお酒を虎さんが飲み始めました(^^)。いくら新年会が始まる夜6時までは時間があるからってねぇ・・。まぁ虎さんに限らず何人かはもう飲み始めてました。

 予定よりちょっと早めに虎さんの経営するお店・お多福へと向かいました。るるぶとかの旅行雑誌で秋田県のページを見ると、食べるとか漬け物などの項目で必ず紹介されている、地元では有名なお店です。虎さん本人を見てるとちょっと意外な感じがするんですけどねぇ・・・(^^)。

 乾杯してしばらくすると、野村@盛岡さんと小原@仙台さんの2人が順次到着。再度乾杯をして運ばれてくる料理を楽しみました。これがまたどれも美味しい! お刺身から豆腐料理、焼き物に至るまでお代わりしたくなるほどです。きりたんぽ鍋もさすがに自慢の品だけあって歯ごたえも良く美味しかったです。それにまた漬け物が・・これだけで十分お酒が進む美味しさです。しばらくして板場に立っていたはずの虎さんが湯飲み茶碗を持って登場。それでガンガン日本酒を飲み始めました。我々はオチョコだというのに・・・。さすがに虎さんだ(^^)。

 なんでも野村さんのお父さんはこの時期は長野県で日本酒の杜氏をしているんだそうです。『親父が造った酒です』と何本も持参してくれました。これが飲みやすくって美味しいのです。日本酒があまり得意ではない私も調子に乗って結構飲んでしまいました(^^)。しかしこれがいけなかった・・・。あまりにもスイスイ入るので思いっきり酔っぱらってしまいました。なんかやたら騒いで喋ってたような気がするなぁ・・・(^^)。さぞかしお店も賑やかだったことでしょう。

 熊さんが深夜バスで東京に帰る時間となったのでお多福での会合はお開きとなり、再び虎の穴へ戻って2次会の開始です。今回参加できなかった松本@名取りさんからのお土産のお酒も加え、昨年10月の田沢湖オフミの時のビデオを見たり、参加できなかったjokerさんに電話したりと楽しい時間を過ごしました。しかし勢いづいた私の酒のペースは衰えず、ひたすら飲んでは喋りまくっていたようです(^^)。


事故車? 焼酎のペットボトルで蓋を・・ 雪中行軍してきたTAKA号  そうそう、TAKAさんは新潟からバーキンで秋田までやってきたのでした。前夜から大雪警報が出ていたというのに・・。お多福から戻ってくるとバーキンは雪に埋もれようとしていました(^^)。雪道は楽し〜と言ってますが、普通のFR車で楽しめばいいのに・・・と思うのですが(^^;;;)。


 翌朝、私は二日酔いで苦しんでました(^^)。『壊れたスターターのようにひたすら喋りまくっていた』と言われましたが、あんまり覚えてないんだよなぁ(^^;;;)。でも確かに熱く語っていたような気がする・・・。

 私が二日酔いで苦しんでいる間に、叔父さんの家に泊まった中田さん夫妻が到着。ダウンしてる私を見て思いっきり笑ってました。それに丈と虎さんがタイガーに搭載されていた旧エンジンをバラしてパーツ取りしてたようですが、ダウンしている私の背中にハイカム・お尻にピストンをのせて丈が写真を撮ってても抵抗できなかったもんなぁ・・(^^;;;)。 皆さんもお酒の量には注意しましょう。

 そんな私も昼前には復活し、1泊2日の秋田新年会はお開きと相成りました。皆さん、どうもお疲れさまでした。最後に虎さんはTAKAさんのバーキンを借りて新雪の積もった道路を走ってみましたが、『けっこう楽しい!』と言ってました。こりゃタイガーもスタッドレスを履いて走りだす日も近いのだろうか? まぁオールペインとされているから融雪剤は大丈夫だろうけど・・・。そういえば野村さんもスタッドレスを持ってるとか履いてるとか言ってた気がする・・・。みんなちょっと変じゃない?(^^)。


虎さん&お多福のホームページここをクリックしてください。

『沖野さんのHPを見て来た!』と言えばサービス良いかもしれません(^^)。保証は出来ませんが・・・。




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