Seven's Room



車両保険クラス(旧データ)


 現在は保険会社ごとに自動車保険の料率を細かく設定していますが、以前は車両保険のクラスを中立機関である料率算定会が事故データを元に算出していました。平成15年1月1日時点でのデータを参考に載せてあります。



Caterham

 このモデルは購入ルート、年式により変わってきますので注意が必要です。

@いわゆる『紀和モノ』の場合

 紀和商会とその販売協力店で購入したCaterhamの場合、車検証には『車名 ロータス』と記載されます。紀和商会では97年末にCaterhamに『SB』という型式を取得しました。以降、紀和商会から購入した新車には全てこの型式が記載されています。型式が『不明』『SB』かによって車両保険クラスは変わります。

  車名:ロータス 型式:不明 の場合  車両保険クラス『6』
  車名:ロータス 型式: SB  の場合  車両保険クラス『3』

 型式不明の場合、保険会社によっては『ロータスで型式不明車の場合、ロータスの中で最高料率である8クラスが適用になります』と言われることがあります。その場合は車体番号を伝えて調べてもらいましょう。紀和物の場合は『CS3・・・』となっているはずです。車名がロータスで車体番号がCS3から始まっている場合は『6』クラスと算定会から通達が出ていますので、その旨を伝えればOKです。


Aいわゆる『並行モノ』の場合

 紀和商会以外のルートで購入した場合、車検証には『車名 ケーターハム』と記載されます。この場合、型式は全て『不明』です。

  車名:ケーターハム 型式:不明 の場合  車両保険クラス『6』



Birkin

  車名:バーキン 型式:不明  車両保険クラス『6』



Westfield

  車名:ウェストフィールド 型式:不明  車両保険クラス『6』



Fraser

  車名:フレィザー 型式:不明  車両保険クラス『2』



Leitch

  車名:リーチ 型式:不明  車両保険クラス『6』



Tiger

  車名:タイガー 型式:不明  車両保険クラス『5』



Donkervoort

  車名:ドンカーブート 型式:不明  車両保険クラス『6』



Mitsuoka Zero1

 これは型式を取得しているので、車両保険料率クラスを定めた本に載っています。もめることはないでしょう。
  車名:ゼロワン 型式:MS01  車両保険クラス『5』



Canadian

  車名:スーパーセブン 型式:不明  車両保険クラス『6』

 カナディアンを作るメーカーは『スーパーセブン・スポーツカーズ・カンパニー』といいます。その為に車検証上の車名も『スーパーセブン』となっています。他のメイクスには無い特典です(^^)。 既にこのメーカーは存在せず、国内にディーラーもありません。現存する車もかなりの年数が経っています。

 車体番号はほとんどが職権打刻によるものです。つまり‘東[41]○○○東’などというタイプです。これだと料率算定会でも判断できないので、車検証と共にシリアルナンバーを連絡して確認を取ります。‘S3S8442010182T/L’というシリアル番号で照会した結果、『6』クラスという回答を得ています。 なお、上記のシリアルナンバーの公開はオーナーの了解を得ています。







走行会用の保険(参考)


 Sevenのような車に乗っている人は、走行会などでサーキットを走る機会も結構あるかと思います。しかし通常の車両保険ではサーキットでの事故は免責となり、保険金は支払われません。公道を使用するレース用の保険(いわゆるラリー保険)やサーキットでのレース等を対象とした保険もありますが、通常の車両保険に比べると2倍・3倍の保険料が必要となり、わずか1日か2日の走行会のためにはあまりに高価です。

 その為、保険会社によってはこの走行会に割増保険料で対処している場合があります。以下、安田火災(現在の損保ジャパン)にかつて問い合わせた際の対応を説明します。

 あくまでも割増保険料での対応になるので、ベースとなるのは現在の自動車保険です。例えば保険期間の途中で車を替えた場合に残りの保険期間だけ車を入れ替えたりしますが、こうした車両入れ替え等の手続きを異動処理といいます。走行会でも車両保険が適用になるようにするのもこの異動処理の手続きをおこないます。ただ車両入れ替えなどの場合は残りの保険期間全てでこの手続きをしますが、走行会は通常1日だけでしょうから、異動処理手続きの最小日数単位である7日間で手続きします。

 安田火災では割増保険料は100%以上となっています。契約者から申請があると各支店から本社に案件を上げ、割増率の回答を待ちます。通常は最低の100%での回答になるようです。7日間の異動手続きの割合はその10%ですから、実際には年間保険料の1割増だけでサーキット走行会で車両保険が適用になることになります。以下に簡単な計算例をあげます。

               現在の保険料  : ¥150,000
               割増保険料    : ¥150,000(割増率100%の場合)
               7日間の短期率 : 10%

従って、¥150,000(割増保険料)×10%(7日間短期率)=¥15,000


 となるわけです。保険料1割増でサーキットでの車両事故も補償されるのならこれは安いと言えるのではないでしょうか。これは是非とも手続きをしてから走行会に行った方が良いと思います。

 注意点ですが、割増率が決定されるまでちょっと時間がかかるようなので、走行会の日程が決まったら早めに保険会社(代理店)に連絡した方が良いでしょう。。またこの走行会用の保険については全く扱っていない保険会社もあります。更には設定はあるんだけどリスクが大きいため、実際にはお断りしている保険会社もあるようです。確かに割増保険料の割には事故の確率が飛躍的に上がるわけだから、保険会社にとってはメリットが少ないことは確かだと思います(^^)。


走行会を走る機会のある方は自分の加入している保険会社に事前に問い合わせをしてみましょう。