Friend's Room
BMW Mクーペ
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オーナー紹介
Mクーペのオーナーは、石川県金沢市に住む八木君です。私の大学時代の同期であり、また私の従姉妹と結婚したので今では親戚ということになります(^^)。20歳の時に彼がシビックSi、私がカルタスGT−iで運転技術を磨くべく猛練習をした頃からのライバルです。どうも彼はBMWのツボにハマってしまったようで、このMクーペは彼にとって3台目のBMWになります。
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八木君のMクーペ
Mクーペは、簡単にいうとオープン・2シーターのZ3をクーペボディーとし、、M3の直6DOHCエンジンを搭載したモデルです。そのため全長は4,035oと非常にコンパクトです。しかし元々4気筒搭載のベース車(Z3)に6気筒を載せたためスペースに余裕が無く、これだけの性能なのに6速MTは搭載されていません。また車重も1,420sとサイズの割にはヘビー級になっています。
NAでリッター100馬力を叩き出すこのエンジン! 誇らしげに‘
M POWER’とヘッドに書かれています。
排気量 : 3,201cc
最高出力 : 321/7,400(ps/rpm)
最大トルク : 35.7/3,250(kgm/rpm)
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ハンドリングは、基本的に
弱オーバーステアです。最近の車としては珍しいですね。車重とのかねあいでそういった味付けになってるのかもしれません。コーナー手前でアクセルを抜くとノーズがすっとインを向きます(リヤが僅かに流れます)。‘フロントヘビーで、しっかりと荷重移動をしてやらないと曲がらない・・’というイメージを持って試乗したので、これは予想外でした。
アクセルだけで向きを変えられるので、慣れてしまうと非常に楽しい車です。ブレーキで意図的にコーナー手前で横を向かせても、そこから先はアクセルを踏み込むだけで簡単に狙ったラインをドリフトで抜けることができました。これだけ簡単に、しかも安心してドリフトできる車はそう多くないと思います。予想以上にボディ剛性もしっかりしていて、運転を楽しめる車です。
エンジンはパワーの立ち上がりがリニアで、踏んだ分だけパワーが出るという感じです。トルクの落ち込む部分というのは特に感じませんでした。さすがNAですね。ただしルーズに流している時にアクセルをオフにすると、前後にピッチングするシーンが何度かありました。まるで小刻みに燃料をカットしてるような印象です。これは×です(^^;;;)。それ以外は特に不満のないエンジンでした。
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タイヤ&ホィールサイズは次の通りです。
タイヤ : 前 225/45R17 後 245/40R17
ホイール : 前 7.5J17 後 9J17
タイヤはミシュラン・パイロットです。それにしてもリヤのリム幅が9Jというのも凄いですね。間違ってもこんなのはセブンには履けません(^^)。
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運転席周りですが、メーター視認性も良くスイッチの配置も分かりやすいです。クイックシフトに換えていたようですが、シフトチェンジも問題ありませんでした。適度なタイト感があってなかなか良いと思います。RX−7(FD)くらいタイトになるとどうも私は馴染めないんですよねぇ。閉じこめられて締め付けられてる感じになっちゃって(^^;;;)。ちなみに八木君は昔FDにも乗ってました。
シートのホールド性も良いです。デザインもポップ調で社外品に交換する必要はないほどです。それにしても、最近のエアバッグ付きのステアリングって小さいですねぇ(^^)。デザイン的に違和感が無くスッキリしています。私の車って全てエアバッグが付いてないんですよねぇ・・(^^;;;)。
911に乗る下山さん同様、八木君もオーディオにお金を掛けてます。全てアルパイン製でトランクにCDチェンジャー・DVDナビ・アンプを装備しています。室内のモニターにはMDも装備されています。
これらをトランクスペースに納めるボードをワンオフで作ってもらっています。これを作った人は凄い凝った人で、ボードの右下にはちゃんとALPINEという
浮文字まであります! まるで純正品であるかのような仕上がりです。凄いですねぇ〜。
このオーディオボードを取り付けても、トランクスペースには十分な余裕があります。クーペというよりもワゴンのようなボディー形状のおかげで、実用性も十分に備えている車です。
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Mクーペ非常に良い車です。が、
『あと100s軽くて、6速MTがあれば・・』というのは私とオーナーの共通の思いでした。でも今のままで十分凄い車だと思います。
日常の足にも十分に使え、本気で走るととても楽しいクルマ。Mクーペってとても贅沢なクルマです。800万円もするんだからそれも当然ですね(^^)。でも私ならそのお金で実用車と楽しいクルマを2〜3台買うかな・・(^^;;;)。
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