Friend's Room



HONDA S2000



オーナー紹介

オーナー近影  コギャルポーズを取っているのはS2000のオーナー、上田智彦君です。神奈川県秦野市在住で、日産車体鰍ノ’90年に同期入社した友人です。私が地元にUターンした後も、私が関東に遠征したり彼が八戸に遊びに来たりと年に何度も会っている友人です。 琵琶湖1周180qサイクルマラソンに一緒に出場したこともある、自転車仲間でもあります。

 この写真は’99年の夏、S2000が納車されて間もない頃に慣らしを兼ねて八戸まで遊びに来たときに撮ったものです。



上田君のS2000

フロントビュー サイドビュー リヤビュー


エンブレム  S2000はホンダがかのS600以来、30年振り?に世に出したFRオープンスポーツです。ミッドシップ・オープンのビートには'S'の称号は与えられていません。悔しい〜(^^;;;)。


メーター周辺  シートに座ってまず目に付くのは、9000rpmからレッドゾーンの始まるデジタルメーターです。高性能エンジンを視覚から訴える効果は十分です。
 そしてステアリングの右にある赤いボタン。S2000の特徴の中でも最たるものと言っても良いスターターボタンです。国産車でプッシュ式スターターが標準なのは他には無いでしょう。ニュートラル状態でクラッチを踏み、ボタンを押すとエンジンは一発でかかります。セブン乗りとしてはあまりにも呆気なく感じてしまいます。が、始動したエンジン音は、当然なんですがとても静かです。プッシュ式に換えてるセブンは一様に爆音ですが・・・(^^;;;)。
 ステアリングのグリップ感も良しです。エアバッグ内蔵型ですが非常にコンパクトなステアリングです。最近のステアリングは一頃に比べて良いですねぇ。これならわざわざステアリングを交換する必要もないでしょう。


F20Cエンジン  S2000の心臓です。直4・2リッターで250psを発生するとんでもないエンジンです。リッター125psです。これはもう反則です(^^)。 エンジン前端(赤いヘッドカバー部分)がフロントの車軸よりも後ろにある、完全なフロント・ミッドシップです。セブンもそうだから見慣れた光景ではあるんですが、やはり国産車でこれをやるとなると相当な度胸・・と言うか苦労があったのではないでしょうか? 2シーター・スポーツという割り切りだからこそ、これだけロングノーズなデザインで成り立っているのでしょう。このエンジンは、S2000にしか搭載されていない専用エンジンです。ただ1車種のために新型エンジンを作るとは・・・恐るべしホンダ!
 それにしてもこのエンジン、傾けて搭載してあります。エンジンの全高がやや高いように思われます。これだとセブンに搭載するのは厳しいかも・・(^^)。ボンネットを切ってヘッドを飛び出させるか、さもなくばドライサンプ化は必須ですね。


収納部分 シート&エアロボード  シートのデザインも渋めでGOODです。ホールド性も良好。後ろのロールバー?の間にあるのはエアロボード(オプション)です。この効果もあって、S2000は走行状態での風の巻き込みに関しては一級品です(後述)。

 オープンカーで苦労しがちな小物を入れるスペースも充実してます。センターコンソール後方の上部・下部にそれぞれボックスを装備。これだけあれば十分です。しかも下部のボックスは鍵付きなので、オープンカーに不安を感じる人にも便利でしょうね。


標準アルミホィール  走り出してすぐに感じたことが、風の巻き込みの少なさです。3次元曲面ガラス&三角ガラス無しという構成はビートと同様ですが、格段の差が有りました。ビートでサイドウィンドーを上げて走っているときの状況と、S2000でフルオープンの状況がほぼ同じなのです! エアロボードの効果もありますが、これは凄いと思いました。あまりに風の巻き込みが少なくて、オープンなことを忘れるくらいでした(^^;;;)。

 走りは・・・言うまでもないでしょう(^^;;;)。剛性の高さには感心するだけです。足もちゃんと動いて路面を捉えてくれます。乗り心地も良いです。エンジンは7000〜9000rpmでもうちょっと伸びてくれれば・・と思いましたが、これは事前に聞いた話で必要以上に期待してたからそう感じただけでしょう。不満らしい不満を感じずに乗っていられました。


 ホンダ入魂の1台だけあって、非常に完成度の高いクルマでした。専用のエンジン&シャシーを開発したクルマが350万円前後で買えるというのは、もう破格の安さだと思います。では私が買うかというと・・・買わないなぁ(^^;;;)。 楽チン過ぎるんですよねぇ・・私には。

 風の巻き込みも少ないし乗り心地も良い。剛性はしっかりしていてエンジンは申し分なし。トップの開閉は僅か6秒で可能だし、エアコンには'オープンモード'なんてのもある。至れり尽くせりで、もうちょっと年を取ったら乗りたいけど今はまだスパルタンな車に乗っていたいという気分の方が大きいからだと思います。まぁ私があまのじゃくなだけで、普通に考えれば良いクルマだということです>S2000。 だって前述の言葉は全部褒め言葉でしょ(^^)。

 オープン・スポーツカーとしては世界に冠たる1台であることは間違いないでしょうね。そう売れる車じゃないだろうけど、途絶える事なく作り続けて欲しい車です。それにしても、何度も書きますが風の巻き込み処理が凄いなぁ・・。ビートも負けるもんなぁ・・・。悔しいから一言。 ビートで良い勉強をしましたね>ホンダさん(^^)



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