Friend's Room
PORSCHE 911 Carrera2 カブリオレ(964)
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オーナー紹介
オーナーの下山大(ゆたか)さんは私と同じ青森県八戸市に住む、中学校の技術家庭科の先生です。Birkinで市内を走っていたときにこの911カブリオレと併走したことがあり、クルマの存在は知っていました。 偶然私のHPを見つけた下山さんからメールを頂き、交流が始まりました。
下山先生は
ロボットコンテスト(通称ロボコン)を中学校の技術・家庭科分野に取り組んだ先駆的な先生として全国的に有名で、首相や文部大臣にその内容を報告したこともあるほどです。映画監督の
下山天氏は実の弟です。
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下山さんのPORSCHE
下山さんの911カブリオレは91年式カレラ2がベースで、いわゆる964ボディーです。個人的には993以降のフラットノーズ化してきた911よりも、グラマラスなボディーの964までの方がデザイン的には好きです。
下山さんのブラック・ポルシェはとても綺麗です。約1週間に渡りこのPORSCHEとBirkinを交換したんですが、雨天走行の後はすぐに私は洗車をしました。そうしなければと思わせてしまうほど綺麗なんです(^^)。
外観ですぐに気付くのは
BBSの18インチホィール+ミシュランのタイヤです。フロントに40,リヤに35扁平率のタイヤを装着していました。そしてそのブレーキは強力で
ターボモデルのブレーキをそっくり移植してありました。借りたときはキーキーと鳴きがあったんですが、最近は当たりも出てきてGOODだそうです。
さすがにタイヤのグリップは強力です。とはいえ
250psですからフルパワーをかけるとリアタイヤは流れます(^^)。それでもコーナーはしっかりと路面を捉えてくれるので安心です。またSevenに比べると遙かにヘビー級の911ですが、ステアリング操作にも俊敏に反応するしノーズの入りも良いです。
エンジンは
3.6リッターの空冷FLAT6です。前述の通り最高出力は250psです。水冷に変わった現行911はまだ運転したことないんですが、やはり私の頭には911は空冷ってイメージが残ってます(古いかなぁ・・)。環境面や騒音では絶対に水冷が有利なのは分かってるんですが・・・。ただヒーターだけは絶対に水冷の方が暖かいですね。この911カブリオレで親戚の結婚式に行ったんですが(当然フルオープン!)ヒーターONでも結構寒かったです。後で聞いたらヒーターが壊れてたんだとか・・(^^;;;)。
930時代と比べるとエンジンの吹け上がりや回転落ちはゆっくりになってますが、カブリオレのティプトロですから逆にこの方が相性が良いんじゃないかと思いました。
エンジンパワーは十分すぎるほどです。高速道路を運転する機会はなかったんですが、一般道のちょっとした直線でおよそ
私のBirkinでは到達できない速度まで一気に加速します。またそこからのブレーキが凄い! ここまでの減速Gはそうそう感じることは出来ません。さすがにポルシェだなぁと感心しました。
下山さんのポルシェ最大の特徴は、その
オーディオ関係です。私はカーオーディオにはハッキリ言ってうといんですが(Sevenにオーディオは無意味だし・・)、このポルシェのオーディオには感動しました。
まずボンネットを開けてカバーを外すと、そこにはアンプ類がぎっしりと収まっていました。これにはビックリです!またこれらを納めている白いケースやカバーは
自作だそうです。その丁寧な仕事にも脱帽です(さすがに技術の先生だ)。
室内に座って音を聞いてみるとこれが
感動するほど澄んだ音質です。2スピーカーなんですが音量・音質共にまるで異次元の音です。まずポルシェに乗っていてこれだけ音がハッキリ聞こえること事態が驚きなんですが(^^)、その音が凄くクリアーなんです。
『CDってこんなに綺麗な音がするんだぁ・・』と初めて知りました。これはもう走らずにCDだけ聞いていたくなりました。
何でもこのオーディオシステムには軽く
3桁万円が掛かっているらしいですが、最近またいろいろと仕入れたようです。DAT最後の車載モデルである
ミツビシ・TZ−5000とか
ナカミチのTD−1200SEもGETしたという連絡がありました。これらの追加でどこまで完成度が増しているのか・・・また聞くときが楽しみです。
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このように、下山さんのポルシェは運転していてとても楽しいクルマでした。ちょっぴり欲しいなぁって思ってしまった自分がそこに居ました。そういえば仙台のショップに911スピードスターが売りに出てたなぁ・・・。おっと、当分はSeven以外に浮気してる余裕は無いんだった(^^;;;)。
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